「御来光の滝を見たい。」・・自主トレレポ2007/04/29

 「御来光の滝を見たい」滝ファンなら誰しも抱く願望だ。
しかしこの滝は他の難攻滝と比べ難易度が半端でない。
それは
1・路がない。(情報がない)
2・地形が急峻。
3・案内標示、橋、梯子、階段、鎖、柵、ロープがない。
4・気候条件によっては、歩くことも渡渉もできない。
5・etc.etc

そんなに考えつつ時間が過ぎたころ下のサイトに行き当たった。
石鎚山 御来光の滝探訪
そのサイト内で
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
(登山に際して私の感じたこと)
迷った時や何かがあったら困ります。
1 1人では行かない。
2 大勢でも行かない。
3 時間に余裕を持って行く。
4 行った経験のある人に同行してもらう。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
・・と書かれていました。
初めて接した、ひろっさんとおいわさんの情報だった。

 1〜3は納得できたが4はひろっさんとおいわさんに頼る以外ないのか?
第一見ず知らずのOver60のじじいに同行してくれるはずないだろうとも・・・
そして、おいわさんの一連のレポを食い入るように読んだ。
掲示板で知り合った福岡のpokottonaさんにも(いまだに直接会ってないが)おいわさんを薦められた。
おいわさんレポを読んでいるうちに、何となく単独行ができそうな気になってきたのでpokottonaさんにメールで訊ねたら返事が返ってこない。
やはり、1、4は生き死にに通ずる( It's joke(^o^)丿)だけに軽軽しく同意はできないのだと悟る。

 チャンスは意外な時にやってきた。
今年の初めpokottonaさんがおいわさんの掲示板で新年挨拶とともに秋の紅葉の御来光の滝を見たいときりだしておられた。
迷わず(ずうずうしく)横レスを入れて「私も・・」とお願いしたらあっさりOKの返事。
その後おいわさんとメールのやりとりするうち連休4月29日にスケジュールが早まった。

 さあさあ次は、自身の体力だ。
「鉄人おいわさん」の異名をとる人のレポを普通に読んでもその難度に通ずるカギは見えてこない。
最初と最後の面河渓谷上り下りがカギを握ることがレポを読み返しているうちに次第に解ってきた。
国土地理院の地形図を立体視してみて身震いした。

二つの地形図を左は左眼、右は右眼で平行にじ〜っとみていると左右図の中間に立体図が浮かんできます。
簡単にいうとヒンガラ目でみる。

傾斜を計算してみたら37°もある。
そんなところは日常の生活空間にはない。

 足のトレーニングをしないと・・・(-_-;)
あと、数ヶ月でできるか???と見廻したら神社の石段が思い浮かんだ。
1月30日トレーニング開始。
3日目に筋肉痛がでた。

250段の箇所。


 これ位で止めたんでは御来光には行けっこない。(-_-;)
〜10日〜20日〜
筋肉痛が出なくなった。
〜40日〜50日〜

 ある日、石段登りを案内したフランス人観光客の夫婦から
「この石段のステップは全部で何段あるんだ?」
と訊かれた。
「毎日往復しているが知らんな〜・・」とこたえると
「毎日!!(@_@)(@_@)」
と夫婦の関心の焦点が明らかに変わった。
太った奥さんは明らかに足がよろけていただけに信じられないという様子だ。

石段のところどころにあるみやげ物や食事の店の人も「知らん・・」という。
(何十年、いや何百年ここで商売してるの?)と口から出そうになるのを噛み殺した。

翌日数えてみたら約1000段と判った。

四国の金毘羅神社が約1350段という。

 フランス人の夫婦にはメールで知らせておいたが
(日本人は、なんて身近な文化施設に関心が薄いんだ)
とおもっていることだろう。

 4月26日まで計86回(途中の西表島のマリュードの滝に行った3日間を除き)毎日神社往復した。
50回ころからは途中の3分くらいの休憩をしなくても往復できるようになった。
しかし、近在の大学や高校の運動部の学生がランニングで往復しているレベルには到底追従できない。

 そして4月29日がやってきた。
前日28日は高速バスでおいわさんの家の近くの川内インターに午後8時10分過ぎに到着。
おいわさんに近くのビジネスホテルまでおくってもらい高速道路のサービスエリアで買っておいた弁当で夕食をとり10時すぎには床についた。

 当日29日朝、午前5時25分ぴったりの約束時刻に、おいわさんがホテルの前に迎えにきてくれた。
早速、コンビニ弁当と500mlのお茶2本を買い(結果的には3本必要だった。渓谷の水で補ったがお勧めできない。渓谷の水は澄んでいるものの昨今の大気汚染雨水が直接流れる事を考えれば明白だ。)関東から参加予定組との待ち合わせ場所の石鎚スカイライン入り口駐車場にむかった。
車中で岡山のtakimiさん夫婦が急遽参加することになって合計12名とおいわさんから知らされた。

 天候は降水確率0%予報の快晴だ。
数日前からおいわさんの掲示板で晴天祈願の「まんまんちゃ あ!m(__)m」呪文をかけていた効果が現れたのだ。
信じなさ〜い!!ちなみに私は日常神仏は一切信仰しないのだから、都合のいいときだけ神頼みなのだがこの効果だ。(@_@)
スカイライン入り口駐車場で簡単に自己紹介しあったがすでに各人のホームページで強者ぶりはわかっていた。
インターネット時代が引き寄せあった熱狂的滝愛好者達だ。
7時スカイラインゲート発>7時半ころ駐車場(長尾根展望所)スタートでカーブミラーをめざし歩きはじめた。
ちなみにスカイラインはAm7:00〜Pm6:00の間の通行で夜間はゲートが閉まるため少なくともPm5:30には駐車場(長尾根展望所)に帰還しないとスカイライン内に閉じ込められて帰れなくなる。


石槌山と御来光の滝遠景(長尾根展望所)am7:30


 ここから後は(おいわさんレポ)が、すでに滝ファンの間ではバイブルのようになっているのでそちらを見ていただきたい。
(当日のレポ)もおいわさんが間髪いれずに公表されています。
私は上記の自主トレがどれほどの効果があったのかをレポしたいと思います。

 恥じを承知で結論から先に言いますと

1・石段(ビルの階段でも同じ)の登り降りは足の膝下の筋肉にはトレーニング効果はありますが膝上(太もも)にはほとんど効果はありません。

2・後で判ったことですが膝上(太もも)に効果のあるのは自転車でゆるい坂を登るトレーニングです。(立ち漕ぎでは効果はありません)

3・1と2は日常続けないと筋肉はすぐ弱体化します。

4・ある程度以上の脚力をもっている人でも面河渓谷の37°の傾斜は筋肉痛は覚悟すること。

5・冒頭に書いたひろっさんの感じたことは私も同感です。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
(登山に際して私の感じたこと)
迷った時や何かがあったら困ります。
1 1人では行かない。
2 大勢でも行かない。
3 時間に余裕を持って行く。
4 行った経験のある人に同行してもらう。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

以上です。

******************************************************************************
 以下は私の携帯で撮った写真が少なかったので一部おいわさんのレポの写真もお借りして書いた私の初回「御来光の滝」訪瀑記です。
ざ〜っと流し読みでみてください。

7:30
駐車場スタート>カーブミラーから降り始める。
まず実感した37°の傾斜は、ほぼ転げ落ちる感覚です。
最初の5分くらいはなんとか太もももの筋肉は耐えていたが、あれあれと思う間に自分の体重を支えきれずに膝がガクンガクンと勝手に曲がってしまう所がでてくる。
靴の中のつま先に足指がずりおちて親指の近くの二本の指が押し付けあって痛む。
そのうちにず〜っと前に経験した、ぎっくり腰のあたりの神経がぎしぎしと痛む。
まずいぞ〜まずいぞ〜と思っていたら川底の堰堤に着いた。助かった〜。(@_@)
あとでわかったことだが、この面河渓谷に下りる際に相当のスタミナ消費し後々まで体力的に後遺症を残すので時間があればゆっくり降りることを薦めます。後記する虹見の最適時間との兼ね合いになると思います。

8:00
リュックからバナナをだしてかぶりつく。
バナナの重さがうらめしくなり皆さんに配って重量軽減に協力してもらう。

                                                     
堰堤でしばし休息・腰が・・(>_<)
バナナで朝食(エネルギーチャージ)
堰堤の下の水
澄んでいる
河原を歩いて出発

8:05
右岸ブルーシートぐるぐる巻き

高巻き開始 8:13
川に出た

8:30
七釜到着(帰路の写真:朝は日はささない)

8:35

oh_my_god_triangle

おいわさんはバミューダトライアングルという。
私は面河からoh_my_god(オーもーゴー)と・・倒木の下を右に行っては間違い
9:04

南沢
ここから右岸に高巻き
9:40

遠望1
滝の遠望が見えた。
9:59

遠望2
滝の上が見える
10:17

滝正面テラス
すぐそこ滝壷
10:30


 わたしは、このテラスでゆっくり正面写真をとって腰から太ももの疲労回復をして滝壷左岸の「虹見ポイント」に11時ころに上がって行った。
すると先に登っていたメンバーが「虹が薄い」と言って降りてきた。
「しまった!」と思った。
以前に行った群馬の常布の滝(南向き)で9:30〜10:00が見頃の虹を10:30ころに滝壷に到着で滝の虹は10時30分が限界と記憶したことを忘れてしまっていたのだ。
10:30到着時に「虹見ポイント」行けば辛うじて間に合ったことになる。
現においわさんは今回のレポでも10時33分頃虹写真を撮っている。

・・ということは7時半に駐車場出発で2時間半で滝壷にくる健脚が要求され、おいわさん、ひろっさんクラスのベテランでないと無理だ。
そうでなければ駐車場(長尾根展望所)で車中泊して7:30以前に出発することだ。

 帰路は11時50分出発し犬吠の滝、魚止めの滝に寄ったのだが私の太ももが悲鳴をあげている。
皆さんが滝から帰ってくるまで高巻き路の木陰で休息。
七釜13時30分では、谷に日が射したすばらしい空間にこのままずっと居たい心地だ。
滝壷から2時間10分かかった午後2時ころ堰堤に帰還。
途中一回大きなしりもち、やはり足にきている。
「やっと半分帰ってきましたね〜」というとどっと笑いが沸く。
直線距離で約500mの37°の傾斜のプレッシャーを前にあんぱんを食う。
そういえば、今日のコンビニ弁当は、滝壷での写真撮りに夢中で食ってなかった。

 14時13分最後の登り返し開始。
長いトレーニングは、このときの為にやってきたのだが駐車場にたどりついたら15時20分だった。
つまり1時間7分=67分かかったことになる。
翌日おいわさんから「私も40分くらいかかりましたよ」ときいた。
おいわさんのアベレージは30分だというからやはりおいわさんでもシーズン始めでは、ペースは落ちるようだ。
そして三日後には筋肉痛もでたとのことだが私の筋肉痛はそのころ治まっていたのだから不思議だ。
膝下の筋肉痛は一切でなかった。
ということは石段登りのトレーニング効果はあったが膝上の太もものトレーニングが必要と解った。
(完)
**************************************************************************

<追記>2007/06/11
結論にもかきました自転車でゆるい坂を登るトレーニングに我が愛車(ヘンツ)を(2007/05/07)から投入いたしました。ベンツでなくヘンツです。
このヘンツは、私が通っている散髪屋のおやじがくれたもので、日常主に買い物に出かける際愛用しています。4段変速のりっぱなバイクですが私の体格には不釣合いなので皆さん振り返って見ます。


======
<追記>2007/07/22
その後本格的MTBを投入(2007/07/08)いたしました。ヘンツに代わってフェラーリです。
このフェラーリは、御来光の滝の「地獄の登り返し」以来おつきあいいただいている写録の旅人の金さんがプレゼントしてくれたもので、拙宅のガレージ事情(玄関下駄箱前)もありヘンツは金さんに引き取っていただきました。
改造買い物篭をフロント装備のフェラーリですが私の体格には釣合いのとれた国産有名某メーカー製です。時速は格段にアップしましたので徘徊エリアが広がるはずです。
これが鬼に金棒となるか否かは今後の私の課題であります。


======
<追記>2007/10/27
 2007/10/27おいわさん主催の「御来光の滝紅葉ツアー」に参加。
再度「御来光の滝」に挑戦しました。
この時点で自主トレの神社登りは211回を数え前回4/29の86回に125回上乗せして挑みました。
結論だけ述べると地獄の登り返しタイムは38分で翌日の筋肉痛は皆無でした。
今後の自主トレ目標は「腰」の強化ですがメニューはまだ決めていません。
・・・というより方法が解りません。
当面は神社登りと自転車の継続です。


======
<追記>2008/05/01
 2008/05/01おいわさん主催の「御来光の滝春ツアー」に参加。
再再度「御来光の滝」に挑戦しました。
この時点で自主トレの神社登りは325回を数えました。
結論だけ述べると地獄の登り返しタイムは35分で翌日の筋肉痛は勿論皆無でした。
翌日、念願の「高瀑の滝」も、おいわさんに案内して頂きました。


======
<追記>2008/06/22
 自主トレの神社登りは365回(2007年1月30日トレーニング開始以来510日目)を数えました。
体重は自主トレ前より-2Kgで均衡しています。
この間に神社登りしなかった日数は145日(28.43%)で、雨天、冠婚葬祭のつきあい日以外は休んだ日はありませんが(28.43%)は意外に多いように感じます。
他の滝めぐり移動日+滝めぐり日+滝めぐり帰還翌日(休日)も含まれますから凡そ5日に1日は雨天ということです。

一応このレポはこれで終了します。